神聖かまってちゃんは「実存」音楽だ
こんにちは、にいちゃんです。
みなさんは、神聖かまってちゃんというバンドをご存じですか?
2008年頃から活動している、インターネットポップロックバンドです。
作詞作曲は Gt. & Vo. である、の子さんが手掛けています。
楽曲では、
「ロックンロールは鳴り止まないっ」
「フロントメモリー」
「夕方のピアノ」
「22才の夏休み」
「Os宇宙人」
「夕暮れの鳥」などが有名だと思います。
神聖かまってちゃんの代表曲
神聖かまってちゃん - ロックンロールは鳴り止まないっ 2015.9.5 BAYCAMP2015
神聖かまってちゃんと言えば、
いじめや躁うつ病の経験をもとにした、過激な歌詞や、
生放送の音楽番組で奇行に走って、放送事故をおこすなど……
曲の内容にしても、の子さんの言動にしても、かなり賛否両論あるバンドなのですが、私はこの神聖かまってちゃんというバンドが好きです。
というのも、
神聖かまってちゃんの曲は、己の存在が、他の何人にも決して代わることのない、唯一無二の存在であること、
そして、私たちが、一度きりの自分の人生という重荷を引き受け、自分の足で歩んで行かねばならない存在であるということを、私たちに強く訴えかけてくれるからです。
神聖かまってちゃんの曲には、「希死念慮」が感じられるもの(「死にたい季節」「天使じゃ地上じゃちっそく死」など)がある一方で、
の子さんの歌詞や生き様からは、自分の人生を全力で生きてやろうとする、衝動・気迫を感じることができます。
言ってみれば「地べたをはってでも、孤高に生きてやる」という感じです。
私たちは日々を、社会に同調することでなんとなく過ごしています。
そんな私たちに対して神聖かまってちゃんの音楽は、
「本当にそれでいいのか?」
「一度しかない人生、今のままで終わっていいのか?」
と、そのつど問いかけてくれます。
なぜならば、の子さんの曲からは、
生きる上で人間はみな「孤独な存在」であるのだという自覚と、
唯一無二の人生を引き受けることに対する覚悟が、垣間見えるからです。
誰も自分の人生に責任などとってはくれない。
死ぬときは、誰もがひとりで死んでゆくのだ。
そのようなメッセージを、神聖かまってちゃんの曲からは受け取ることができます。
したがって神聖かまってちゃんは、少なくとも私にとっては
「実存」への意識を呼び覚ましてくれる音楽だと思うのです。
神聖かまってちゃんを聴けば、きっと衝撃があなたを襲います!(多分)
一聴の価値はあるのではないかと思います。
ただし、神聖かまってちゃんの曲は、聴きすぎると神経がすり減る可能性が高いので、日常的に聴くことはオススメしません…(笑)
最後にオススメの4曲をのせておりますので、もし興味があれば聴いてみてください。
【神聖かまってちゃんオススメの曲4選】
※攻撃性の高い曲は選ばないようにしました
「僕は頑張るよっ」
「自分らしく」
「鳥みたく歩いてこっ」
最後までお付き合いいただきありがとうございました。